O-KOKU
卓球王国

The worlds leading table tennis magazine, since 1997

O-KOKU
【忘れられない試合】酒井明日翔(T.O.M&卓球三昧)

【忘れられない試合】酒井明日翔(T.O.M&卓球三昧)

卓球王国2026年12月号掲載/王国タイムアウトより

酒井明日翔 さかい・あすか

2012年世界ジュニア選手権男子決勝では中国から1点を取った

世界ジュニアの中国戦と全日本ダブルスの準決勝

 ぼくのこれまでの卓球キャリアの中で、「忘れられない試合」として真っ先に思い浮かぶのは、高校1年の時に出場した、2012年世界ジュニア選手権の男子団体決勝3番、徐晨皓(中国)との対戦です。

日本チームは1・2番が連敗して後がない状態でぼくに回ってきたのですが、「もう向かっていくだけだ」という気持ちでコートに立ちました。

 試合は、ゲームオール11―9で勝利。チームは残念ながら1―3で敗れましたが、自分の実力以上のプレーを発揮できたこの一戦は、今振り返っても「あの時の自分は本当に強かったな」と思えるほど、強く印象に残っています。

 もうひとつ印象に残っているのは、17年全日本選手権の男子ダブルス準決勝で、水谷隼さんと吉田雅己さんのペアに勝った試合です。 ぼくは丹羽孝希さんとのペアで出場していたのですが、試合前日にタクシーで移動している時に、「相手強いからキツイよね」とふたりで話していたのを覚えています。

 ところが実際に試合が始まると、ぼくは絶好調で、丹羽さんも完璧なお膳立てをしてくれました。丹羽さんがコースをついて相手を崩し、チャンスボールをぼくが決めるという展開が見事にハマって勝利。決勝も接戦を制して優勝しましたが、この準決勝のほうが会心の試合として記憶に残っています。

 今季から初参戦しているTリーグや、アメリカのMTTL(メジャーリーグ)でもチームに貢献して、忘れられない試合を増やしていきたいですね。

2026-27シーズンからT.T彩たまでプレーしている酒井(写真:Tリーグ)

シェア