卓球王国2026年12月号掲載/王国タイムアウトより
酒井明日翔 さかい・あすか

2012年世界ジュニア選手権男子決勝では中国から1点を取った
世界ジュニアの中国戦と全日本ダブルスの準決勝
ぼくのこれまでの卓球キャリアの中で、「忘れられない試合」として真っ先に思い浮かぶのは、高校1年の時に出場した、2012年世界ジュニア選手権の男子団体決勝3番、徐晨皓(中国)との対戦です。
日本チームは1・2番が連敗して後がない状態でぼくに回ってきたのですが、「もう向かっていくだけだ」という気持ちでコートに立ちました。
試合は、ゲームオール11―9で勝利。チームは残念ながら1―3で敗れましたが、自分の実力以上のプレーを発揮できたこの一戦は、今振り返っても「あの時の自分は本当に強かったな」と思えるほど、強く印象に残っています。
もうひとつ印象に残っているのは、17年全日本選手権の男子ダブルス準決勝で、水谷隼さんと吉田雅己さんのペアに勝った試合です。 ぼくは丹羽孝希さんとのペアで出場していたのですが、試合前日にタクシーで移動している時に、「相手強いからキツイよね」とふたりで話していたのを覚えています。
ところが実際に試合が始まると、ぼくは絶好調で、丹羽さんも完璧なお膳立てをしてくれました。丹羽さんがコースをついて相手を崩し、チャンスボールをぼくが決めるという展開が見事にハマって勝利。決勝も接戦を制して優勝しましたが、この準決勝のほうが会心の試合として記憶に残っています。
今季から初参戦しているTリーグや、アメリカのMTTL(メジャーリーグ)でもチームに貢献して、忘れられない試合を増やしていきたいですね。

2026-27シーズンからT.T彩たまでプレーしている酒井(写真:Tリーグ)
シェア