THE CHOPPER. HASHIMOTO Honoka
2026年6月時点で世界ランキング13位。この時点で世界最強のカットマンと言える橋本帆乃香。26年5月の世界選手権ロンドン大会では中国対日本の決勝の3番で、蒯曼を破り、その実力とカットマンとしての可能性を示した。
2025年8月に撮影した基本のカット打法を本人の解説で紹介しよう。
PHOTO Remy Gros / Manabu Nakagawa
モデル・解説
はしもと・ほのか
1998年7月5日生まれ、愛知県出身。5歳から卓伸クラブで卓球を始める。2019年世界選手権女子複銅メダル、24年WTTファイナルズ福岡女子複優勝。WTTコンテンダー太原ではWTTシングルス初優勝を果たした。右シェーク・フォア裏カット、バック表ソフト型。世界ランキング13位(2026年6月)
世界が注目の「ホノカ・ハシモト」はどこまで強くなる!?
2024年8月のフィーダー オロモウツから、2025年9月のコンテンダー アルマトイまでの1年間のWTT8大会で、中国選手と19回対戦した橋本帆乃香。
その戦績は17勝2敗と大きく勝ち越しており、2敗はチャンピオンズ横浜の孫穎莎戦とヨーロッパスマッシュの王曼昱戦。なお、同期間中に橋本がWTTで中国選手を含む外国選手に負けたのはこの2試合のみ。他に負けたのは日本選手との同士討ちだけで、対外的にこれほど高い勝率を見せた日本選手は近年、記憶にない。
世界トップの女子卓球は、シェーク攻撃型による男性化したプレーが主流になっている中で、カット型というスタイルで猛者たちを斬り倒す橋本のプレーが世界から注目されている。
華麗なカットで何本も返球し、隙あらば前に飛び込んで放つバックスマッシュに魅了されるファンは日本にとどまらず、海外にも多い。ヨーロッパスマッシュ、コンテンダー アルマトイでも観客席から「ハシモト! ハシモト!」という声援が聞こえた。
まずは技術解説の前に、橋本のグリップを紹介。やや深めながらオーソドックスな握り方で、カット、攻撃ともやりやすいグリップになっている。
橋本帆乃香のグリップ
「グリップについては特に大きなこだわりはなく、クセがないように自然に握っています。カットやツッツキがやりやすいように、少しだけラケット面を開くようにしています」(橋本)