12年間在籍したミキハウスを離れ、今年4月に日本リーグ所属のデンソーポラリスへ移籍した橋本帆乃香。国際大会にも積極的に参戦し、世界ランキングでは、2017年以来となる10位台に復帰した。移籍に際しての葛藤や、その胸の内を語ってくれた。
PHOTO Manabu Nakagawa
自分が引退するまでに、悔いを残さず競技を続けたいと思った
●─デンソーに移籍して1カ月あまりが過ぎましたが、新しい環境には慣れましたか?
橋本帆乃香(以下・橋本) 遠征も多いので自宅にいることは少ないですけど、慣れてきました。大阪から離れて、新しい場所での暮らしにも慣れてきましたね。
デンソーの選手6人のうち、4人が卓伸クラブ(愛知)の後輩になるので、これまでずっと「橋本さん」と呼ばれていたのが、「帆乃香ちゃん」という感じで名前で呼んでもらうことが増えたので、そこはすごく新鮮です(笑)。
●─練習環境は、ミキハウスの時とは変わりましたか?
橋本 強いて変わった点と言えば、床です。ミキハウスや日本ペイントマレッツでは赤いマットを敷いた練習場でしたが、デンソーの練習場は木の床です。その違いくらいですかね。練習量も計算してみたら、ほとんど同じくらいでした。
●─練習拠点は静岡県湖西市ですが、オフはどのように過ごしていますか?
橋本 えーっと、周りには道路が広がっていて、緑もたくさんあって、本当に自然豊かな場所です(笑)。車がないと出かけたりできないですけど、だからこそ部屋でゆっくり寝たりとか、のんびりすることが多いですね。
●─デンソーに移籍した一番の理由は何でしょうか?
橋本 私はこれまで四天王寺中・高、ミキハウスにずっとお世話になってきて、とても感謝しています。
一方で、大藤(沙月)選手、横井(咲桜)選手という若手が力をつけてきている中で、自分が出たいタイミングでWTTなどの海外の大会に参加するのが難しい状況も出てきました。自分が引退するまでに悔いを残さず競技を続けたいという思いもあり、移籍という決断をしました。
いくつかのチームから探していたところ、2024年に日本リーグでゴールド(レンタル)選手として出場させてもらっていたデンソーから声をかけていただきました。海外の試合への出場を積極的に支援しても良いと言っていただき、デンソーへの移籍を決めました。ミキハウスからは所属が変わってもスポンサーとして応援していただいていて、とてもありがたいです。