THE CHOPPER. HASHIMOTO Honoka Forehand chop
粘り強さと精度の高いカット技術で、世界と渡り合う橋本帆乃香が解説する『基本のカットスイング』。
前編のフォアカットに続いて、後編ではバックカット、フォアとバックの切り替えを紹介する
2025年8月に撮影した基本のカット打法を本人の解説で紹介しよう。
PHOTO Remy Gros / Manabu Nakagawa
モデル・解説
はしもと・ほのか
1998年7月5日生まれ、愛知県出身。5歳から卓伸クラブで卓球を始める。2019年世界選手権女子複銅メダル、24年WTTファイナルズ福岡女子複優勝。WTTコンテンダー太原ではWTTシングルス初優勝を果たした。右シェーク・フォア裏カット、バック表ソフト型。世界ランキング13位(2026年6月)
小・中学生時代は基礎練習で土台を作る。シンプルな練習を続けてスイングを習得する
カットのスイングを身につけるためには、基礎練習の積み重ねが大切だと思っています。私は祖父が教えている卓伸(タクシン)クラブ(愛知)で卓球を始めましたが、小学生時代はマシンを使ってフォアカットとバックカットをひたすら練習させられました。練習のほとんどが基礎練習で、「何でいつもワンコースでカットばかりしているんだろう?」と思っていました。
しかし、今思えば初期段階で複雑な練習をしないで、シンプルな練習を続けたことで基本のカットスイングを身につけることができたと感じています。
四天王寺中・高時代もカットのスイングをより良くするため、基礎練習を欠かすことはなかったです。それに加えて、フォアとバックのカットの切り替えや、カットとツッツキの前後のフットワーク、カットからの攻撃など、実戦に沿った動きを教えていただいたことで、大会でも成績を残せるようになっていきました。
基礎練習は地味な練習なので退屈に感じることがあるかもしれません。しかし、基本をしっかり身につけることで、その後のレベルアップにつながっていきます。基礎練習をしっかりと行って、カットのスイングを身につけていきましょう。
ドライブに対するバックカット
「半身の姿勢で腕を使ってスイング」 橋本帆乃香のバックカット
フォアカットと同様に、バックカットでもスイング時に体勢が傾かないことが重要になります。そのためには体の軸が大切で、体の左側で打球するバックカットの軸は真ん中よりやや左側になります。左右どちらかの足に重心が大きく偏らないように、軸を意識しながらスイングしましょう。
右足前の半身の体勢から腕を引いてバックスイングを取り、そこから腕(肩とひじ)を中心にスイング。胸のあたりの高さが理想の打球点で、斜め前に振るようにします。半身とは上半身が正面を向くのではなく、横に向けることでスイングを振る空間を作ることです。